プーシキン美術館展
                 in 大阪・国立国際美術館
                                                           2006年03月01日(水)

大阪は昨夜からの雨が降り続き、弥生の初日に渡り一日の雨。
昨年の10月下旬に東京上野にある東京都美術館にて幕明けしたこの美術展が
年が明けた1月に大阪にやって来たンですよ〜〜ぉ。

東京では開幕40日で30万人もの入場があったと報道されていたけど、そんなに来たら
絵画どころでは無くて、おしくらまんじゅ〜じゅ〜ぅ・・人の頭を見に行くようなもの。
結局、お江戸は50日で38万人ほどが押し寄せたって・・・これは行く日をよほど選ばないと・・・
で、「平日の雨の日」が、ネライメ〜〜〜って常套手段に相成り候。
雨の大阪国立国際美術館、地下2〜3階にあります。
これ単なるオブジェだと思い込んでいたンですよねぇ、ところが入り口なんですよ。
で、周囲に屋根といった物が一切無くて夏場の入場待ちの行列は、さぞタイヘンかと。




右は、多くの話題作の中でも40年ぶりの来日といわれる
マティスの「金魚」1912年作

これから紹介する、プーシキン美術館コレクションは
19世紀末からロシア革命前夜頃までの、シチューキンとモロゾフなる
ふたりの大富豪が所有欲をメラメラ燃やして、アレも欲しい〜コレも欲しい〜〜
っと集めたもの。

ロシア人は貧しいから〜♪なんて歌詞のロシア民謡がありますよね、
一方では道楽に絵画を、アレこれソレ、う〜ん何が良いかなぁぁ?
なんて思案する大富豪が居る。
ロシア革命は必然な成り行きなんでしょうね。
しかしながら美術館のような自宅私財一切を没収された彼らの無念も
当然にあるでしょう。
映画ドクトル・ジバゴなんかでも、革命軍も権力握れば旧体制と何ら変らない
表情を見せたりしていましたし。

彼らの尽力でなんて言われても、当時の本人達にはソンナ気持ちは更々無かった
でしょうし、まぁ無念な心情に対する弔いとすべきなんでしょうね。

着眼能力に長けたシチューキンが早期にその後のマティスを
初期に見出し、育てたと言えるのではないでしょうか。
マティスの金魚は、パンフ等で見る限りは其れほど魅力を感じるものでは
無いけれど実際に目の当たりにすると、気分が晴れやかになり話題になる
だけは確かに有ると感じる作品でした。


印象主義 モネ、ルノアールとその周辺

入場すると直ぐに、「あっ・・・ルノアール」っと                        
オーギュスト・ルノワール
              左「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」1876年  「黒い服の娘たち」

最初はエドガー・ドガ「写真スタジオでポーズする踊り子」
なんだけど、エ〜歳こいたオッサンが最初に観るものではありません^^

                        



オペラ大通り、雪の効果、朝/カミーユ・ピサロ



サント=ヴィクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺め/ポール・セザンヌ



ジヴェルーニの積みわら/クロード・モネ


クロード・モネ「白い睡蓮」
印象派コーナーの最後、格別待遇展示のように。

日本のオバチャン連中・・おっと失礼をば申し上げました〜奥様方には
ひときわ、人気のある印象派ですが、私のリストにチェックは入っておりません (^も^)


セザンヌと新印象派

で、看板なる作品は置いておいて、これからはワタシメの嗜好でピックアップ展示報告致します。

ポール=セザール・エルー「白い服の婦人.
こんなの好き〜っと、ぐーーっと見入ったけど、うーーん実際に観るとこの色調では無かったな。


池に架かる橋/ポール・セザンヌ

象徴主義 ゴーギャンとゴッホ


「貧しき漁夫」ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ


浅瀬(逃走)ポール・ゴーギャン


フィンセント・ファン・ゴッホ「刑務所の中庭」

ゴッホって何かと絶望だとか、その種の言葉を引用されますが
彼って書かないと激しい気性が落ち着かなかったのでは無いでしょうか。
どのような状況であれ、描けている時間は彼の魂の行方が定まっているからでしょうね。
そそ・・・ゲイジュツはバクハツだーーーっ!

※以下@マークの付くものは画像がありません。

リュシアン・シモン/船曳(船頭)
力強い迫力に満ちた絵画ながら、全体の色調が寂しさを感じさせます。
来る日も来る日もと、日を重ね一生を終える・・・そんな感じ方をしたのは間違っているのかなぁ?

ウジェーヌ・カリエール「母の接吻」

この絵は今見る限りでは明確ですが、美術館内では
全体の輪郭が視野に広がる迄、展示場の光加減で変るかと思います。
描写は静かな様相ですが、とても清い精神性を感じられる優れた作品でした。

ナビ派とアンティミスト
@フェリックス=エドゥアール・ヴァロットン/海港

ピエール・ボナール/ノルマンディの夏

フランス近代版画 マネからピカソまで
尤も多くの展示作が有ったコーナーでした。
@道化役者/バリケード/エドゥアール・マネ

@騎手/アンリ・トゥールズ=ロートレック・・・・・
大胆で豪快な描写でしたが、惜しむらくは絵が小さい。
大きさがあれば大胆な躍動感が増したでしょうね。



@毛皮の帽子を被った女/ポール=セザール・エルー
@フリッシンゲンの船/ポール・シニャック
@夜(テ・ポ)ポール・ゴーギャン
@凱旋門/ピエール・ボナール
@モンラール/モーリス・ヴラマンク

マティスとフォーヴィズム

@ジャン・ピュイ/サン=モーリスの古代ローマの橋
@アルベール・マルケ/街路樹にかかる太陽(パリノ太陽)
@レオン・レーマン/山脈

白い花瓶の花束/アンリ・マティス

ピカソとキュビスム

セーブル橋の眺め アンリ・ルソー作 1908年  



セーヴル橋とクラマールの丘・サン=クルーとベルヴュの眺め
アンリ・ルソー

女王イザボー/パブロ・ピカソ

そして展覧会の最後を飾るのが・・・・

アルルカンの女友達(サルタンバンク)
パブロ・ピカソ

さて、幾つかの画像をUPしておりますが、これはあくまで参考のものでして
色彩の表情が実物とは違います。
ホンモノを是非、展覧会に赴き鑑賞下さることをお勧め致します。

後述
印象派系の作品が多く、とても落ち着いた気分で鑑賞できる展覧会でした。
それに、国立美術館ギャラリーでは佐伯祐三「バーの入り口」が展示されていて
30歳にして早世した彼に会えたとの意外な想いで感動でした。
彼の絵を暗いと感じる方が多いけど、あの激しいタッチに生きたいと叫ぶような覇気を私は感じます。
さて終了、入場券を咥える管理人、害は有っても値打ちのマッタク無い画像です。


プーシキン美術館展 in Osaka

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